Slay the Spireのオタク

21世紀覇権ゲーム、Slay the Spireに心を囚われたオタクのブログ

【ネオーボーナス考察】ノーマル/レアレリック獲得のアドバンテージ

最近思っている事。

ネオーボーナスでレリックを貰う選択、もしかして我々が想像している以上に強力なのでは?

その考え方を説明する。メタい話になるのでSlay the Spireのプレイ感を損なわれる事が嫌な人は読まない方がいいです。

レリック排出のメカニズム

本題の前に、エリート報酬、宝箱入手、またはイベント等によってランダムに入手するレリックが排出される仕組みについておさらいしておく。

 

月一で開催されるSlay the Spire並走会の参加者にとっては当然の事だと思われるが、ゲーム中に出現するレリックはそのプレイを開始した時点で既に決まっている。詳しく言うと、シード値に基づいて各カテゴリ別に生成されるレリックテーブルから順に排出されるという仕組みが取られている。

 

例えば、以下のようなルート取り、獲得レリックで完走したプレイ。

(2023年8月並走会ディフェクト編 シード値:4KQ1J8Q3FZVPT)

 

ランダムで出現したレリックをレアリティ別・入手順に並べたテーブルが以下。

(実際にはボスレリックと店頭に並ぶレリックにもテーブルが存在するがここでは省略)

 

入手したタイミングと照らし合わせると、以下の通り。

 

マインドブルームのようなレリックのレアリティが確定している特殊な状況を除いて、通常時における各レアリティの抽選確率は50%/33%/17%。宝箱から出現するレリックの抽選確率は総合して49%/42%/9%。(海外Wikiより)
レリック獲得チャンスの度、抽選されたレアリティのテーブルから順番にレリックが排出されていく、という訳である。

 

ホントに?と思われた方は、Xの#slaythespire同一シード並走会タグを辿って参加者のリザルト画面を見比べてみよう。レアリティを跨いでレリックが入れ替わる場合はあるかもしれないが、同じレアリティ同士は必ず同じ順序で並んでいる筈だ。(もし入れ替わるケースがあったら教えて下さい。)

 

以上を踏まえて、本題に戻る。

ネオーボーナスでノーマルorレアレリック獲得を選択する事のアドバンテージとは何か。

いち早くレリックの恩恵を得て、スノーボールの足掛かりに出来る事

勿論そう。しかし、もう1つ

対応したレアリティのレリックテーブルを1個分先へ進める事が、実はプレイヤーの目に見えない所で多大な意味を持つのではないかと考えている。

 

ノーマルレリック獲得のメリット

基本的に入手タイミングが早ければ早い程、そのレリックから得られる恩恵は大きい。それだけ長い期間、冒険を共にする為。

特に入手タイミングの早さこそが活躍のキモとなるノーマルレリックに関して、ゲーム進行度に着目して評価してみる。

ポイントはざっくりと2点。

・序盤に貰ったら嬉しい?(横軸)

・終盤に貰ったら嬉しい?(縦軸)

ささやかだが単純な戦力増強効果を発揮するカテゴリと、戦闘には直接関与しないものの盤外で地味に効果をもたらすカテゴリ、大きく2種類に分けられる。どちらも、ゲーム序盤に入手してこそ価値が高い反面、終盤へ進行する程価値が低くなっていく傾向が強い。

この傾向に、特にピッタリ当てはまるレリックを2つ紹介する。

最強。このレリックを早期に入手する為にネオボでノーマルレリック獲得を選択するまである。

相性の良いカードと組み合わせる事で道中の雑魚やエリートを薙ぎ倒していけるので、フロントロード火力を絞ってボス戦を想定したデッキ構築を早める事が出来る。

  • ザ・ブーツ

序盤に出ても正直そこまで嬉しいレリックではないが、相性の良いカードが各キャラに一部存在するのは事実。特に、猛撃とは絶大なシナジーがある。

問題は、①シナジーが有用なゲーム序盤に、②ザ・ブーツを所持していて、③シナジー先のカードが提示されるという3つの条件が重なってやっと成立するという事。特に①が難しく、タイミングの問題で活躍の場を奪われる事が多い悲しいレリック。

 

結局、冒険の先で入手するレリックを予測する事は不可能な上、テーブルを1個進めた所で一番後ろにまた新たなノーマルレリックが現れるので、そこに大した意味は無いのかもしれない。

しかし仮にネオーボーナスでノーマルレリック獲得の選択肢が提示された場合。

赤べこのようなレリックがプールに多数存在している以上、その排出順を少しでも早める事は選択理由として十分だと思っている

 

赤べこは強い。

レアレリック獲得のメリット

同様の価値基準で評価する。

レアレリックはそれぞれユニークかつ強力な効果を持ち、終盤に引いた時のハズレが圧倒的に少ない。とはいえ早期に入手する事でデッキの方向性を決定付けてくれる物が多いので、なるべく早く入手しておくに越したことはない点はノーマルレリックと変わらない。

 

そして、レアレリックは大変希少である。クリアに行き着いたシードでも、平均的な入手数は体感1~2個程度だ。1個も出ない、なんて事も割とある。(実際に上の並走会シードではAct3イベントの確定枠以外で1個も出ていない。)

希少なレアレリックをゲーム開始時点に確定枠で入手する意義は大きい

 

敢えてテーブルに因んだ話をすると、数少ないハズレ枠(標本サンプル、ジンジャー等)を引いた所で選択を後悔しなくてもいい。いずれ入手するタイミングでどのみち希少なレア枠を潰される事になっていた筈なのだから。

趣の無い言い方になってしまうが、ハズレを恐れる必要が無いという事だ。ただしハズレ枠を引いた場合、ネオボの意義である最序盤のアドを取れていない点には注意して方針を決定しよう。

 

終わり

オカルトチックな理論になってしまったが、そういう考え方もあるんだぁ程度に思って貰えると嬉しい。